本格的ゆるやかな自立

 管理人の同居人は蟹座人と獅子座人の二人です。 

 この初夏から、これまでの同居の形態を根本的に変えました

Photo_3 実はわが家は同じマンション内に、A号室B号室の2戸を所有しています。

 これまで、3人でA号室に暮らし、蟹座人の仕事場もA号室にありました。

 蟹座人の事務所として購入したB号室は、結局使い切れずに、物置状態が10以上年も続いていたのです。
 3LDKを遊ばせておいたんですよ!
  なんとアホらしくも、もったいないことでしょう

 A号室は90平米弱の4LDKなのですが、3人それぞれの仕事道具や私物で満杯状態でした。

 目に見えるところはそうでもないのですが、作り付けのワードローブやウォークインクロゼット、及び蟹座人の部屋などは、なんと言いましょうか…足を踏み入れられない秘境のような、異次元に通じてしまうような様相を呈しており、ちゃんと稼動しているとはいえなかったのです。

 満杯のA号室と誰も使わないB号室。
 どーにかしろよ蟹座!!
 ってかB号室、いつ使うの?今でしょ!
  

 というわけで…この春、獅子座人が学業を終え、3人全員が職業を持つ社会人になったのを機に、皆で話し合って以下のような取り決めをしたのです。

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蟹座人は生活と仕事の拠点を80%ほど、B号室に移す
 お風呂と洗濯機はA号室を使い(B号室のお風呂と洗濯機は10年以上使用していなかったため、本格的なリフォームや買い替えをしないと使えない)、食事はどちらでどのようにとってもよい。

 A号室には管理人と、いつか独立するまでの獅子座人が生活の拠点を置く
 蟹座人のための仕事スペースコーナーは残す。
 
 食事はそれぞれが自分の分だけ用意する
 朝食は今までも各自そうしていたが、夕食においても基本的に他者の食事の世話や心配はしない。
 何時に帰宅しようと、A、Bどちらで食べようと、外食しようと、互いに干渉はしない。
 ただ、家以外の場所に宿泊する場合は報告しておく。

 勿論、誘い合って、一緒に作ったり、一緒に外食をするのも自由だが、ウィークデイは基本的に、夕食の買い物も食事作りも自分の分だけ。

 A号室の冷蔵庫や食料庫の常備品(卵、ハムやベーコン、お米、パスタ、乾麺類、缶詰、瓶詰、レトルト食品、保存食品、お酒など)は、いつでも誰が使ってもよい 
 
さて、そのようにした結果、3人の生活は……。

 蟹座人は、ロケなどがない日は、朝はB号室からA号室に通ってきて、朝食をとり新聞を読む。
 他の二人が出勤した後、ゴミを出し、お風呂掃除をして自分の分の洗濯をしてB号室に戻ってベランダに干し、AかBのどちらかで仕事。

 途中、夕食の買い物。
 
 夜はA号室にてお風呂と夕食をすませ、B号室に戻って就寝という変形通い婚状態(笑)。

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 蟹座人は以前から欲しかった飲み物専用の保冷庫(保温庫にもなるそうな)や生活雑貨などを購入。

 B号室のキッチンでも軽食くらいは作れるように小型の冷蔵庫や、電子レンジなどを検討中。 

 B号室は蟹座人の暮らしたいように部屋を使い、仕事関係の来客や取材もすべてそちらで行うことに。

 特技のヴァイオリンの練習も再開できるでしょう(A号室でやられちゃたまんないが)。
 …たまにはB号室で3人で鍋や鉄板焼きでもするか…。
 
 A号室では蟹座人から贈られた”ディーガプラス”というポータブルテレビで家中どこでもテレビが観られるようになりました(余談ですが、タッチパネルで操作できるっていいですね。日々どれだけの時間がテレビのリモコン探しに費やされていることか…)。

 でもって、今までのA号室の蟹座人の10畳ほどの部屋は、ゆくゆくはキレイにリフォームして一部畳敷きにでもして、和服の好きな獅子座人が桐の箪笥を置く予定だとか。
 

 ちなみに昨晩、それぞれが用意した夕食の内容は以下でした。

 ●蟹座人は、デリカテッセンの鶏の照り焼きと春雨サラダ、枝豆とビールとご飯。
 ●獅子座人は、ひき肉とピーマンとネギの中華風ピリ辛炒めとスープとご飯。
 ●管理人は、鰯のガーリック・ハーブ焼きとホワイトアスパラガスのサラダと赤ワイン。

 獅子座人の漬けた浅漬けと缶詰のムール貝など。

 3人が同じ時間帯にそろったので、お互いの料理を分け合いつつ和気藹々と食卓を囲みました。

 みんな…ちゃんと出来るじゃんhappy01heart04

 あまった中華風炒めは本日、管理人の朝食のオムレツの具になり、鰯のハーブ焼きは炒めトマトと合わせて獅子座人の昼食のパスタの具材になり、鶏の照り焼きは蟹座人が生野菜とともにトーストに挟んで昼に食べていました。
 
 さて、今まで・・・どんなに仕事が忙しかろうと家族の夕食は自分が用意することを当然としていた管理人。
職場を出て、帰りにマーケットで食材を仕入れ、台所で料理を仕上げるまでノンストップ、というルーティンでした。

Yakionigiri
 その義務がなくなった今、自分の分だけの食材の購入も、料理作りも、家事もいたってシンプルで自由なものになりました。

 例えば休日などは、午後5時くらいに飲みながら本格的な食事をして、夜はおにぎりだけですませても、あるいは、夜、散歩がてら買い物に出て、時間を気にせず本屋で立ち読みをしたり、映画のレイトショーなどを観に行くことも出来ます。写真は焼き味噌おにぎり。紫蘇の葉は獅子座人の猫額ハーブガーデンから。
 
 今日はあっさりした湯豆腐かなんか食べたい、と思っていたのに、夕食がグリーンカレーだった…ということも、もうなくなります(笑)。

 小型の土鍋で一人鍋だって出来るし、帰宅途中の商店街やスーパーやコンビニは強い味方ですしね!
 朝食を駅ビルのカフェですませて仕事に行くのもいいものです。

 つくづく…おひとり様サイズの生活がし易い世の中になったものですね。
 
 他人のことによけいな干渉をせず、自分の分を誰かに丸投げせず、自分のことは自分でやる人間同士が、協力して暮らす、というやり方は、わが家においては、それぞれの義務が最小限で、自由度も広がり、以前にもましてよりよい関係になれた感があります。

 だからといって別にオススメはしません。
 家族のあり方には多様性があり、どういう暮らし方をいいと思うかも、人それぞれ。

 わが家にしても、これまでのプロセスがあればこその、今現在の選択なものですから。


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春のホリデイ・アート

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 リビングのドアのカーテンが古ぼけてしまったので、新しくしました。

 今までは、ドア枠に突っ張りポールを渡して、のれんのようなカーテンをかけておりまして、これが出入りする時に邪魔でした。

 そこを改良したく、今回、金属のタッセルフックをドアに取り付け、カーテンを通したポールを引っ掛けることにしました。
 これだとドアと一緒にカーテンも移動するのです(あたりまえですね)。

 これを実現するまでになかなか腰があがりませんでした。

 このドアは規格品ではありません。

 デザイン画を描いて、建具屋さんに作ってもらった特注品。
 職人さんの作品に釘穴を開けることに長いこと抵抗があったのです。

 でもやってしまえば…もっと早くこうしていれば、と思うことしきり。

 それでもって、購入してあったカフェ・カーテンが、ドアのガラス部分に対して丈が足りなかったので、別のボーダーレースを縫いつけて丈を足しました(他にも、このカーテン一枚仕上げるのに色々大変だった…)。
 
 ついでに、ドアのところどころ黒ずんでいた部分にもペンキを塗りまして半日がかりでドアをリニューアルしました。

 吉報や幸運は、玄関からドアを通って家の中に入ってくるそうです。 
 なので、その通り道を手入れしておくといいのだとか。
 
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 さて、これは何でしょう?→

 稲荷寿司?いいえ、実はこれ…鍋敷きなんです。

 ワイン好きな方、栓のコルクってどうなさっていますか?

 ワイン・コルクって、一つ一つに可愛い文字や絵が印刷されていて、なかなか味わいがありますよね。

 瓶から抜いてしまったとたん役立たず者となってしまうんですが、捨てずに溜めておいて、ある程度まとまったら、木工用ボンドで張り合わせると、いい感じの鍋敷きになりますよ。

 奥は普通のワインの栓で、手前はスパークリング系の、マッシュルーム型の栓で作りました。

 まず、新聞紙を敷いて、その上にコルクを組み合わせていきます。
 見せたい模様や文字を上にしたり、足りないところは輪切りにした栓を組み合わせたりと、なかなか楽しいものです。
 組み合わせが決まったら、ボンドで張り合わせてゆくだけ。
 ボンドが乾いて栓どうしがしっかりくっ付いたら出来上がりです。

  大きさも自由自在。 
 土鍋やシチューパン、オーブンで焼いた鉄板を乗せても大丈夫

  ちなみに、この上に紅茶の入ったポットを置いて分厚いティーコゼーをかぶせたら、冬でも2~4時間、ポットの中のお茶は温かいままです。

 知人にプレゼントして、困った顔をされたことは…ありません(笑)。
 
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 ホリデイ・アートがうまくゆきますと、夕方には上等の気分でワインを開けたくなります。

 この日は、ランブルスコ・ドルチェ(甘口の微発泡赤ワイン)のメディチ・エルメーテです。
 干し無花果や苺のような香りと弱い炭酸が美味です。
 
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 鮭のグリルサラダは生の鮭に塩を振ってフライパンで焼いたものと、野菜(焼きレンコンやスナックエンドウ、生野菜)を組み合わせて、フォロのドレッシングをかけただけの簡単なもの。 
 ランブルスコに合います。

 赤ワインの 〆は、梅干と海苔のおにぎりがいいですねぇ。

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ヒュアキントスとアッシェンバッハ教授

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 春の訪れのごとく、台所に置いておいたヒヤシンスが花をつけ始めました。

 青紫のヒヤシンスというのは西洋の美少年を連想させます。

 太陽神アポロンに溺愛され、西風の神ゼヒュロスに嫉妬された、スパルタの美しい王子ヒュアキントス

 彼が死んだ時に流れ出た血から咲いた花がヒヤシンスということです。 

 ヒュアキントスような美少年…といえば、ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」に出演した時のビョルン・アンドレセン演じるタッジオを一番に思い出します。
 
  「ギリシャ神話から抜け出たような」
 という表現が陳腐に思えるほどの、自然という造物主の創造した最高傑作の人間とはこれですよ、と示されているような少年。

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 純潔、優雅、高貴、若さ、上品さ、しなやかさ…そういった美質が指先や髪の毛の一本一本にまで行渡っているような、生まれながらにして至高の美を体現しているかのような存在のタッジオ。

 そのタッジオに驚愕し、打ちのめされ、ひれ伏す人間を熱演してくれたのが、ダーク・ボガード扮するアッシェンバッハ教授でした。
 (ここでは”教授”と呼ばせていただきます。)

 教授は「小説の作者・トーマス・マン自身と 音楽家のグスタフ・マーラーがモデル」といわれています。
  大変な才能の持ち主なので、いわゆる一般人とは違います。

 しかし、高名な芸術家であるからこそ、ウルトラハイレベルな神の意匠の前においては、自身の血の滲むような日々の闘い、あるいは自分自身の存在さえ、
 偏に風の前の塵に等しいというか、阿呆のわざくれとうか、要するに嘘っぱちの茶番なのだ!
 といった無常観を感じてしまうのです。

 そして同時に、エロス的情動に身を任せずにはいられない教授なのでした。

  タッジオは、ホテルや浜辺で教授とすれ違った際、一瞬視線をやったり、ほんの一幽かに笑んだような表情を向けるものの、教授のことはほとんど気にかけていない様子。

 一方、教授は完全にタッジオに支配され、彼のことしか考えられなくなってしまいます。
 
 激しい恋の嵐に翻弄される人の症状は、どうやら10代の少女よりも、ストイックに観念的に真面目に生きてきた初老のオジサンの方が、より重いようです。

 瞳孔は開き、顔は高潮し、息遣いは荒くなり、汗が噴き出し、心臓は破裂しそう。
 あるいは、苦しみに蒼ざめ、めまいに襲われ 悲嘆に暮れ、涙に咽ぶ。

  身体が宙に舞い上がるほどの高揚感と、暗い地の底にたたきつけられるような絶望感との狭間を行き来するのです。

 このように、理性が完全に失われた結果、様々な奇行に走らずにはいられない教授なのでした。
 もう、交感神経がテンパり続け、ドーパミンだかアドレナリンだかエンドルフィンだかが出まくっていて止まりません!

 強烈な官能の力による「恋の奴隷」状態です。

 でも…どうか「気持ち悪い」って言わないであげて下さい。
 本人だってどうにもならないのですから

  やがて…教授は、あたかもこの美しい死の天使に導かれたかのように、”天使”の姿を目で追いながら、旅先のベニスの浜で静かに息絶えるのでした。

 ダーク・ボガードという役者は、こういう役が実に似合うのですね。

 童顔で純朴さを感じさせる大きな黒い瞳のボガードが、魔性の相手にすっかりしてやられてしまうという展開は、映画「愛の嵐」の時のシャーロット・ランプリングとのからみに通じるものがあります。

  ところで、この物語は、作者トーマス・マンが実際にベニスに旅行した際に起きたことがベースとなっているのですが、なんとタッジオ少年は実在していたのでした。

 タッジオのモデルはポーランド貴族の末裔のタデウスという名の人物だったとか。

 ともあれ、世間に広く知れ渡った”タッジオ”といえば、ビョルン・アンドレセンその人だったわけですが、ビョルン自身は
 「今の私なら当時の自分に、そんな映画に出てはいけない、と言うだろう」
 とインタビューで答えていたくらい 、この映画に出演したことによって大変な苦労をしてしまったようです。

 
 もともとは音楽学校でクラシックを学び、ロックバンドを組んでいた彼。現在はストックホルムで音楽関係の仕事をしながら家族と暮らしているようです。 


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真夏のベランダの珍事

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  じっとしていても汗ばむ季節。
 こんな時はお風呂や洗面所を磨いてさらに汗をかくというのはいかがでしょう。

 お風呂は水を含ませたメラミンスポンジで磨いています。
 管理人はメラミンスポンジの大ファン。もはやこれがなくては暮らせないかも知れません。
 台所にも常備して料理の後のガス台や流しなどその都度これでササッと磨きます。
 たいていの汚れはこれ一つですっきりさっぱり落ちてしまいます。

 洗面所のガンコな水垢を取りたい時は、水垢のついている部分にティッシュペーパーを敷き、ペーパーに食用のお酢を含ませ1~数時間放っておきます。お酢が汚れを浮かしてくれますので、後は使い古しの歯ブラシや布などで落とします。

 蛇口などの金属部分は、小さく切った不要の布着れ(元Tシャツとか)に歯磨き粉を付けてピカピカに磨きます。

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一ヶ月ほど前、獅子座の同居人が土とスィートバジルの種を買ってきてベランダの鉢に植えました。

 晴れた日は百円ショップで買ってきた子どものオモチャみたいなじょうろで水をやり、雨の日はほっぽらかすこと数日。
 可愛い芽がいくつも顔を出しました。

 ところが、バジルしか植えていないのに、明らかにバジルではない輩が発芽してきたのです。
 こ輩はやたらと勢いよく成長し、バジルを尻目に堂々とのさばり、あっという間に黄色い花を咲かせ、青い実をつけ出しました。

 それはよく知っている実でした。
 どうやらトマトです。
 なぜ!?一体どこから!?

 さんざん考えた末、思い出した事の顛末はこうです。 

 去年の夏、ベランダでゴーヤを育てたのですが、ある日、冷蔵庫内で痛んでしまったトマトを発見。
 これをつぶして肥料として土に混ぜたことがあったのでした。
 ゴーヤは枝に生ったまま黄色く熟させ、天ぷらなどにして美味しく頂きました(真っ赤な種は甘かった…)。

 その時の土にマーケットで買ってきた土を混ぜてバジルを植えた、と獅子座の同居人の証言が。
 そうだったのか。
 あの時の、冷蔵庫で放ったらかされた末、痛んで食べられなくなってしまったトマトの子孫たちが…。
 
 聖書に出てくる一節、一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶすなわちー 一個のトマトは食ってしまえばただ一個のトマトだが、土に植えれば翌年多くの実を結ぶ……みたいな。

 トマトの収穫はまだですが、バジルは毎日のように摘んで料理に使っています。
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 豚の薄切りでバジルと梅干を巻いて焼き、みりんと醤油で味付けるのはなかなかいけます。
 モッツァレラチーズとバジルとトマトは定番、板わさとバジル、ハムエッグとバジル、サンドイッチにバジル…要するに使えるものには何にでも使っています。
 だって毎日どんどん生えてくるんですから。

 この日のお昼は、ニンニクとトマトとバジルをオリーブオイルで炒めて岩塩で味をつけたソースをからめたパスタ。
 市販のバジル入りソーセージを焼いて付け合せにしたら、当然のように赤ワインも付け合せたくなって、昼間から飲んじまいました。


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Christmas†クリスマス!№7ヴィクトリア時代

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Christmas†クリスマス!№6キリスト教と無関係だった風習
の続きです。

 英国にクリスマスツリーを飾る習慣をもたらしたのは、ヴィクトリア女王の夫、アルバート公でした。
 1841年のクリスマスに、公は故郷ドイツの習慣をウィンザー城に持ち込んでお祝いしたとのこと。

 ヴィクトリア女王の治世(1837年から1901年)は、産業革命によって大英帝国が未曾有の発展を遂げた時期。

 職人や技師、機械工といった労働者階級までもが豊かさを享受し、特に中産階級は、上流階級さながらの生活文化を取り入れることが出来たのです。

 それに一役買ったのが、当時発達した印刷技術。盛んに発行された出版物のグラビアなどで人々は女王の暮らしぶりを知ることが出来ました。
 また文化的な家庭生活のための指南書なども多く出版されました。
 
 暖炉の上には友人から届いた色とりどりのクリスマスカードが飾られ、炉の中は火が勢いよく燃えている。
 美しく飾り付けられたクリスマスツリーの下にはプレゼント。
 クラッカーを鳴らしてはしゃぐのは、仕立ての良い服を着せられた可愛らしい子どもたち。
 テーブルにはご馳走。
 仲むつまじい夫婦。Xmasu
illustration from "Favorite storys &carols"

 こんな家庭のクリスマスが確立したのがヴィクトリア時代。

 女王一家は豊かで幸福な時代の理想を具現化したお手本だったようです。
双子座の偉大なる女王・ヴィクトリア参照。

 それまでにもクリスマスカードは存在していたようでしたが、印刷技術の発達により、質の高い美しいカードが数多く作られたヴィクトリア期、人々は盛んにカードのやり取りをしました。

 クリスマスクラッカーは1847年、菓子職人であったトム・スミスによって発明されました。キャンディ状の筒を両端から引っ張ると派手な音とともに弾けます。発明当時、中には、砂糖菓子や占いカードが入っていたとか。世界中に大流行して今に至っています。

 ヴィクトリア時代は子どもが発見された時代とも言われています。
 それまでは、子どもは「小さな大人」といった認識しかされていなかったようですが、豊かになった人々は、子ども特有の、幼さやナイーブさ、繊細さ無邪気さなどに注目するようになりました。
 子どもを、現実の厳しさから保護するべき対象と捉え始めました。
 そして子どもに時間とお金と愛情をかけるようになったのです。

  子どもの可愛らしさを引き立てるような服を誂え、質の高い教育を施すようになり、家庭では子どものための音楽会や演劇会、パーティなどが開かれるようになりました。
 経済的に余裕のある中産階級では、子どもを学費の高い寄宿学校に入れましたので、家庭に親子の暖かい団欒が戻って来るクリスマスシーズンは、親は子どものために色々と張り切ったことでしょう。

 子供向けの出版物も増え、チャールズ・ディケンズのクリスマスを題材にした作品などが子どもたちの間でよく読まれるようになりました。 

 クリスマスツリーの飾りはもともとは、枝にくくりつけた蝋燭を灯す、というものでした。この蝋燭は夜空に輝く星々を意味しており、ツリーの天辺に付ける大きな星はベツレヘムの星と呼ばれます。
 これは東方の三博士にキリスト誕生を知らせた星。Christmas † クリスマス!№4東方の三博士と贈り物参照。

プルート通信内のクリスマス関係の記事は、画面左側のプルートカテゴリーの最下、Christmas†クリスマス!をクリックすると、古い順に読めます。

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天使の彫刻†ソープカーヴィング

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 「彫刻」というと なかなか敷居が高い感じがありますよね。
 確かに、木や大理石を刻むなんて、考えただけでも大変そうです。
 管理人も学生時代、木彫をやりましたが、体力はいるわ、怪我はするわ、道具の手入れを怠れないわで、なかなか大変でした。

 実はとても手軽に彫刻できる素材が家庭内にあるのです。
 それは石鹸

 石鹸は大きさも手頃だし、大変刻みやすい上に安い
 出来上がりも、とても清楚で可愛らしいので天使の彫刻と名づけました。
 さらに、出来上がった作品はとてもいい香り
 写真のようにトイレにおいておけば、見た目も美しいし、芳香剤なんて買う必要ありません。
 もちろんトイレといわず、お部屋に置いても。
 刻んでいる最中もいい香りに包まれます。

 その上、失敗したら、お風呂場や洗面所で使かっちまえばいいのです。飽きたら同様に。

 ★使用するもの
石鹸油脂分の多い柔らかいもの。油脂分の少ないものは、割れやすく、きれいなカーヴィングが難しい。
  色はお好みですが、管理人としては断然、白をお勧めします。
カッター…野菜や石鹸をカーヴィングするための専用カッターが市販されていますが、でも普通の、文房具としての紙切りカッターで十分です。
  ちなみに管理人は普段、NT CUTTER D-400というものを愛用しています。
爪楊枝…あるいは爪楊枝状の棒。これで石鹸に下絵を付けます。
新聞紙…これを敷いて作業しましょう。

 石鹸は電子レンジで20秒ほど暖めますと、作業しやくなります

 写真の作品は、右から、ダブルクロス同居人の学校の校章です。

 初めてやってみたのですが、このレべル程度のものは、誰でも簡単に出来ます。
 手先が器用な人なら、もっと凝った細かい細工に挑戦するのもいいですね。
 とりあえず、石鹸をカッターでいじってみてはいかがでしょう(しつこいけど、安いし)。
 やりながら、アイデアが沸いてきたりします。

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フランスパンを食べる

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 夏まっ盛り。
 蝉の鳴き声と同じくらい、今を盛りと咲き誇っているのが、わがささやかなベランダの朝顔です。
Morning gloryという名が示すとおり、朝の短い時間帯のみ、空色、うす紫、ワインレッドの、実に爽やかなかんばせをいくつも見せて、じきにしぼんでしまいますけれどね。

 そんなわけで例によってベランダで朝ごはんです。

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 今から30年くらい前、フランスではフランスパンを輪切りにするのではなく、縦にスライスして、中に色々はさみ、そのまま分割もせず、いわゆる一本丸のままかじる、ということを映画フレンズで知りました。

 男の子のポールはともかく、可憐なミシェルがパンを両手で持って、端からバリバリと齧るのです。

 フランス人、侮りがたし!
フランスパンには大きさが色々あって、彼らが食べていたのは、たぶんフルートと呼ばれるそれほど大きくないパンではありましたが、それでも長さは50cm程。丸のままというのはカルチャーショックでした。

 最近でこそ、フランスパンのサンドイッチは、輪切りよりスライスした方が、はるかに食べやすいと分かっていますが、とはいえ、一本丸々食べるのはちょっと無理ですかねぇ。

 写真のサンドイッチは、トーストしたフランスパン辛子とマヨネーズを塗り、昨夜の残りのローストビーフケチャップと醤油を混ぜたタレをまぶし、レタス三つ葉万能ネギなどをはさんであります。
 あとは豪快にかぶりつくのみ。
 
 手前は鶏の顆粒だしをお湯でといて、胡椒をふっただけのインスタントスープ。
 フランスパンは食べている最中にも、みるみる皮が硬くなってしまうので(特に端っこ)、そうなったらスープに浸して食べたりして。

ベトナム風バインミー 
 楯に切れ目を入れたフランスパンをトーストしてバターと、あればレバーペーストを塗り、魚肉ソーセージ焼いたスパム、あるいは焼き豚をはさみ、香菜、玉ねぎのスライス(万能ネギでもいい)、甘酢漬けの野菜のピクルス(甘酢ラッキョウのスライスでもいい)も入れて、七味唐辛子を振り、最後にナンプラーか醤油をパッパと振りかけます。

 ベトナム風バインミー(サンドイッチ)の出来上がり。これはすっごく美味しいですよ!
 日本人には懐かしいようなアジアの味。管理人はこっちの方が好きかも。

 ベトナムは19世紀末にフランスの植民地だったので、フランスパンをよく食べる国。
 聞いたところによると、ベトナムのフランスパンは本場フランスより美味しいとか。

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梅雨の晴れ間のゴーヤカレー

久しぶりの梅雨の晴れ間Photo

 シーツや綿毛布などの大物を含む、大量の洗濯物を片付けて、床やお風呂を磨きました。
窓を大きく開き、爽やかな空気を入れます。
6月の風の芳しさ!
 というわけで、この日の朝食はベランダで取りました。
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メニューは昨夜の残りもののゴーヤカレーと甘くて濃いミルクティ。
オープンエアで食べると、家の中で食べるよりずっと美味しく感じます。
 掃除していたら出てきた昔の雑誌や本日の新聞など読みながら、気が付けば2時間以上。
 梅雨の間の貴重な高気圧です。

この時期から盛夏にかけて我が家の食卓に頻繁に登場するのがゴーヤです。

ゴーヤカレーのレシピ
ニンニク1片と玉ねぎ1個をみじん切りにして、オリーブオイルで炒めます。
ここに鶏肉(ひき肉でもぶつ切りでも)200g~300gと、カレー粉小匙1~2杯を加えてよく炒め、チキンスープを500ccほど加えます。
トマト大1個をぶつ切りにして加え、市販のカレールーを少なめに入れます(スープカレーといったシャバシャバした感じ)。
お味噌を加えて味を調えます。この味噌がミソ!
最後に、半月切りにしてサッと塩茹でしたゴーヤを加えます。

写真は、たまたま大根やら人参やらが入っていますが、基本的には上記のシンプルなレシピです。

ゴーヤはビタミンCの含有量がとても多い野菜
キャベツの約2倍、トマトの約5倍、キュウリの約10倍にもなるといわれています。
しかも加熱しても栄養価がほとんど変わりません

 ビタミンCの他にもビタミンE、カルシウム、カリウムなどのミネラル、食物繊維なども豊富

  ゴーヤに含まれる「蛋白MAP30」は、ガン細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化させ、ガン細胞の増殖を抑えるといわれています。

 さらに、ゴーヤに含まれる苦味成分のモモルカロシドも血糖値やコレステロールを下げ、がん細胞の生成を阻止するとか。

 かっこいい…。
 ガンと闘うナチュラルキラー細胞と援護射撃をする蛋白MAP30&モモルカロシド。たのもしい軍隊のよう
 始めて見た時から、あのゴツゴツの外見はただ者じゃない気がしていたんですよ。 

  「良薬、口に苦し」
 
 でもビールのホップと同じで、この苦さがいいんだ、また。
 塩を入れたお湯で3分程湯がくと、サラダに入れても大丈夫なほど、苦味がマイルドに。
 とりあえず、夏はゴーヤを食べていれば大丈夫ってことで。
 たのむよ、ゴーヤ!

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紅茶党-小さな恋のメロディ

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管理人は紅茶党。

 煎茶や珈琲も好きですが、日常的に紅茶を愛飲しています。

朝は、お湯を沸かしてポットで紅茶を淹れているうちに目が覚めてきます。

 濃い目に淹れて、蜂蜜や砂糖、クリープや暖めた牛乳、あるいはマーマレイド、時に生姜などを淹れて飲みます。手軽なティーバッグもよく使いますが、必ず沸騰したお湯でポットで淹れ、ティーコゼー(お茶帽子)で保温します。

 茶器は、丈夫で使いやすく品のあるウェッジウッド。かつて香港やシンガポールを旅行した時に、安く手に入れたものです。

 写真は、我が家にあるブルー&ホワイトの食器。カップ&ソーサーはウェエッジウッドではなく、スポードのブルーイタリアン。ヴィクトリア時代の雰囲気が感じられる柄です。

 我が家には白地に青の柄の磁器が多く、産出国は英国、タイ、日本、デンマーク、ベトナム、韓国とバラバラです。でも、色使いが同じなので違和感はありません。
 ちなみに、普段使いするため高級品は持っていません。

 話を紅茶に戻します。
 管理人が小学生の頃、大ヒットした小さな恋のメロディというイギリス映画がありました。
 思春期の、可愛い子役たちの魅力が一杯の学園ものです。

 管理人にとっての最も印象的なシーン。
 
 ヒロインのメロディが、学校の帰りに、好きになったダニエルを家に誘います。
 メロディの家ではちょうど3時のお茶の時間。
 家族は、娘が連れてきた突然の来客を暖かく迎え入れます。

 お母さんが、大きなティ-ポットから熱いお茶を注ぎ、これまた大きな生ハムのスライスをお皿に取り分けてくれます。
 「ハムは骨の周りが一番美味しいわ」
と、お婆さん。
 
な、何っ!?このバラ色の、ハンカチ大の、うす~い美味しそうなハムは!
 明らかに日本のハムと違うハム。

 さらに
 「ダニエル、魚食べる?」
 とお母さん。

 魚!?ティータイムに魚!焼き魚?まさか、煮魚じゃないよね。
何だか知らないけれど、紅茶と合う魚って食べてみたい……。

 この魚、オイルサーディンですね。トーストに乗せて食べると美味しいですよね。

当時の日本の子どもには十分にエキゾチックな英国の食生活。

でもって、愉快なお父さんが、娘の初めてのBFを前にして、やたらとテンパりながら、嘘かホントか分からない話で、一所懸命笑いを取ろうとするところ。
 英国庶民の幸せそうな一家団欒の様子にすっかり魅了されてしまいました。

ダニエルとメロディの愛の語らいも、トムの頼もしいガキ大将ぶりも、ラストのカッコイイ結婚式も、ビージーズやCSN&Yの音楽も,皆みんな素敵だったですとも!
 しか~し!
 食い意地の張った子どもだった管理人の印象に残ったのは食事のシーンばかり。

 他にも、ダニエルのママが出かける直前までお茶を飲んでいるシーン、職員室の朝のティータイム(ただし、ここで先生方が飲んでいるのはネスレのインスタント珈琲だそうです)など、実に美味しそうなお茶がよく出てくる映画でした。

 高校の頃はなぜか一部の友人たちの間で紅茶が流行し、男子も女子も、ダージリンがいいだの、アッサムだの、オレンジ・ペコがどうのこうのとおしゃべりしていた記憶があります。
 
 ちなみに管理人は祁門(キームン)かアールグレイが好きです。

愛すべきガキ大将、トムを演じたジャック・ワイルドは、2006年に53歳で世を去りました。 
 映画「オリバー」で、すでに本格的な演劇人を予感させる芸達者ぶりだったジャック。 
ありし日のジャック・ワイルド

カマルグのアトリエ管理人・モーランGさんの、目頭が熱くなるようなサイトです。

 一方、ダニエルを演じたマーク・レスター
天使というものが地上に存在したら、きっと、かくあるべしと思わせる程、可愛かった彼は,カイロ・クリニックを経営する実業家に。
カールトン・クリニック

若葉の頃―小さな恋のメロディⅡへ続きます。 
 

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獅子座にとって自宅は城

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 我が家は築何十年も経た古いマンション。でも昔の建物のよさか、堅牢で良く出来ています。
 すべての部屋(お風呂にもトイレにも)に窓があり、南にも北にもベランダがあり、間取りは風水に則ったかのように、タブーを避けて作られています。
 玄関もお風呂も広々。

 ここの住人たちの多くは、この建築士がきちんと作った住まいを愛し、毎年メンテナンスをおこたらず暮らしています。

 我が家が14年前に入居するにあたり、思い切って全面リフォームをしてしまいました。
 もと4LDKだった部屋はすっかり改造され、ほとんど原型をとどめてはいません。 
 Door_1ここ数年、玄関からリビングに通じるドアのペンキがはげてきて気になっていたので、ついに先日ペンキ塗りを決意し、水性ペンキ(ベージュ)を買ってきて塗り始めました。

 塗りだすと、家中の白い部分が気になって止まらなくなり、獅子座の同居人と二人して、何かに憑かれたように二日二晩塗り続けました。完全にPainting High(?)です。

 途中、蟹座の同居人が、乾いていない部分を踏んづけて足の裏が白くなる、という絵に描いたようなギャグを演じ、「とにかく白い部分は塗りたてだと思って触れるな!」という条例(?)ができたりしつつ、リフォームしたてのようなキレイさが蘇りました。水性ペンキは乾きが早く、扱いもラクでいいですね。
 
 ところで、獅子座の人にとって自宅は城なんだそうです。
 自分の住まいが満足のいくものだった場合、誇りを持ち、他人を招待して歓待することが無上の喜びになるとか。

 家族や友人や仲間のために、情熱を持ってどこまでも誠実になれるのが獅子座とのこと。プライドが高いゆえに、それに見合った努力を惜しまないのも獅子座のいいところでしょう。

 同居人の獅子座人も、外交的でイベント大好きで、交友関係を大事にし、帰りも連日遅いのですが、実は家の中が一番好きな場所、と言っていました。

 

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