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盂蘭盆会-うらぼんえ-

 浅草に鷲在山・長國寺というお寺があります。


 毎年11月の酉の日には「酉の市」が開かれ、大変な賑わいを見せるお酉さまのお寺です。

2_4←今年の我が家のベランダのグリーンカーテンは白色夕顔です

 長國寺は管理人の実家の菩提寺で、先祖代々のお墓があります。

 
 7月中旬、身体が溶けそうな、うだるような暑さの中、盂蘭盆会(お盆)のお墓参りに行ってきました。


 JR錦糸町駅前から出ている日暮里駅前行きのバスに乗ります。

 
 このルートは、東京スカイツリーやアサヒビールタワーのすぐ下を通って浅草を抜ける下町観光ルート


 「竜泉」で降りるとすぐに鷲(おおとり)神社と隣接した長國寺の山門が見えてきます。


 
 ロビーに飾ってある巨大な大熊手は、熊手商から奉納されたもの。
 これを拝み、冷たいお茶をいただいて、一息。


 施餓鬼の法要には参加しませんので、お塔婆料のみを納め、お墓参りをします。


 供える花は、夏らしい白と赤のデンファレをたっぷり。


 なんか…タイ国のお墓のようになってしまいました^^。

 
 近年、墓所の各家の墓石は、ほとんどリニューアルされましたが、それでもほんの少数、角が破壊され脆くなった墓石が遺っています。


 これは1945年の東京大空襲で焼かれた墓石だそうです。


 自分の知らない歴史的大惨事が、確かにここで起こったことを伝える遺物ともいえる存在です。

 管理人にとって浅草というのは過去から現在に続く時間に思いをはせる場所。


 ご先祖たち、戦争のこと、先代の住職のこと、かつて自分が浅草で生まれて暮らしていたこと、下町の古い町並みや知り合いだった人情のあつい年配者たち…。


 幼い頃から、祖母とふたりで、あるいは家族みんなで通った「お墓参り」は、帰りは雷門に出て仲見世を歩き、観音様にお参りをして、すき焼きの今半や洋食のヨシカミ、神谷バーの食堂、梅園などに寄る楽しさとセットになっていました。

 
 今回はロシア料理のラルースへ。


 ああ、変わらず営業していてくれる嬉しさ

 ラルースのお料理とサービスは、たとえば雪の降る寒い中、凍えそうになりながらたどり着いた時のありがたさは格別だと思いますが、猛暑の中、日傘をさして千束から歩いてきた汗だくの者にとっても天国のような素晴らしさなのでした。


 をやけどしないように頬張るとろとろのキャベツロール
 別添えのガーリックバターを好きなだけすくって載せ醤油を少したらして食べるロールビーフステーキ
 海老が巻かれたクリーミーな蟹コロッケ
 白州のハイボール
 食後の、ジャムをたっぷり入れたロシア紅茶

 暑いとかなんとか言いつつこの食欲…。

 そして、お店の隅にはお酉様の縁起熊手。
 

 一時、ちょっと廃れたようになった浅草ですが、今の街丸ごと江戸、東京のテーマパーク的発展には目を見張るようです。 


 隅田川のほとりのジェラート屋さんでもう一休み。
 

 高度経済成長期にはメタンガスが湧くほど汚染されていた隅田川ですが、それも随分と昔の話になりました…。

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