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男よ、汝ソツのある者よⅡ           

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「バレエ観たくない?」
「ん~....高いからなぁ」
「チケット代出すよ」
「....なんで?バレエ苦手でしょ」
出るの。東京バレエ団のロミオとジュリエット」
!?・・!☆†

今年に入って間もないある日、蟹座の半同居人と管理人はこんな会話を交わしました。

蟹座人は踊れません。
スキー以外のスポーツも全くやりません。

学生時代の専攻は「演劇」でしたが、ミュージカル映画とバレエ鑑賞をかなり苦手としていました。

それが、

「オーデション受けたら受かっちゃって」
とは......。

 この1年半ほど、低カロリー減塩食と一日一万歩を歩くことを励行して最盛期より10数キロの減量に成功し、身体的にかなりアクティヴになっていた蟹座人。

 だからったってバレエの舞台に出ちゃうとは、世の中、何が起こるか分かんねぇたぁこのこった!


 2月の初旬、4日間にわたって行われたチャイコフスキー記念東京バレエ団・ロミオとジュリエット@東京文化会館の公演。

 伝統的因習に囚われない芸術監督ジョン・ノイマイヤーが造りだすロミオ&ジュリエットの世界はまさに”疾走する青春。ドラマティックな恋”。

 ハードに繰り広げられる主役二人の若き肉体表現の美と、脇を固める達者なダンサーたちの饗宴。
 細部まで貫かれたノイマイヤー氏の美意識にため息が。

 甥であり恋人でもあるティボルトが殺されたとたん、動く彫像のような優雅な風情から一転して激しく狂乱するキャピュレット夫人、もの凄い迫力がありました。

 幼い小動物のようにいたいけなジュリエットと、成熟したキャピュレット夫人の対照的な女性像のコントラストも観どころのひとつでした。

 豪奢な大劇場で、オーケストラの演奏もダンサーの舞踏もすべてが一期一会のライヴを鑑賞する贅沢さ。
 
 チケット代が高いなんて、しみったれた事を言って本当に、本当にすみませんでした
 

 さて、蟹座人が射止めたのは、エキストラの商人役。
 
 舞台では、踊りこそしませんが(あたりまえですが)、ダンサーとからむだの、細かく演技をしていたりだの、舞台を構成する一員になりきっていたのが超個人的な観どころのひとつでした。

 2週間ほどほぼ毎日リハーサルに通い、ノイマイヤー氏やプロのバレエダンサーたちとの時間を共有し、同じ場の空気を吸った蟹座人。

 かつて
 「バレエ観るのってなんか恥ずかしいよぉ」

 などと言っていたものですが、それって、自分の肉体とあまりにかけ離れ鍛錬された身体性の人間を観ると、自分自身(の肉体)が恥ずかしかったんじゃないの?

 肉体を改造しつつ訓練漬けになるような過酷な世界に身を置き、一途に修練するダンサーたちの、ストイックで純粋な精神性がまぶしかったんじゃないの?

 本当は憧れてたっしょ?

 

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