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紅茶党-小さな恋のメロディ

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管理人は紅茶党。

 煎茶や珈琲も好きですが、日常的に紅茶を愛飲しています。

朝は、お湯を沸かしてポットで紅茶を淹れているうちに目が覚めてきます。

 濃い目に淹れて、蜂蜜や砂糖、クリープや暖めた牛乳、あるいはマーマレイド、時に生姜などを淹れて飲みます。手軽なティーバッグもよく使いますが、必ず沸騰したお湯でポットで淹れ、ティーコゼー(お茶帽子)で保温します。

 茶器は、丈夫で使いやすく品のあるウェッジウッド。かつて香港やシンガポールを旅行した時に、安く手に入れたものです。

 写真は、我が家にあるブルー&ホワイトの食器。カップ&ソーサーはウェエッジウッドではなく、スポードのブルーイタリアン。ヴィクトリア時代の雰囲気が感じられる柄です。

 我が家には白地に青の柄の磁器が多く、産出国は英国、タイ、日本、デンマーク、ベトナム、韓国とバラバラです。でも、色使いが同じなので違和感はありません。
 ちなみに、普段使いするため高級品は持っていません。

 話を紅茶に戻します。
 管理人が小学生の頃、大ヒットした小さな恋のメロディというイギリス映画がありました。
 思春期の、可愛い子役たちの魅力が一杯の学園ものです。

 管理人にとっての最も印象的なシーン。
 
 ヒロインのメロディが、学校の帰りに、好きになったダニエルを家に誘います。
 メロディの家ではちょうど3時のお茶の時間。
 家族は、娘が連れてきた突然の来客を暖かく迎え入れます。

 お母さんが、大きなティ-ポットから熱いお茶を注ぎ、これまた大きな生ハムのスライスをお皿に取り分けてくれます。
 「ハムは骨の周りが一番美味しいわ」
と、お婆さん。
 
な、何っ!?このバラ色の、ハンカチ大の、うす~い美味しそうなハムは!
 明らかに日本のハムと違うハム。

 さらに
 「ダニエル、魚食べる?」
 とお母さん。

 魚!?ティータイムに魚!焼き魚?まさか、煮魚じゃないよね。
何だか知らないけれど、紅茶と合う魚って食べてみたい……。

 この魚、オイルサーディンですね。トーストに乗せて食べると美味しいですよね。

当時の日本の子どもには十分にエキゾチックな英国の食生活。

でもって、愉快なお父さんが、娘の初めてのBFを前にして、やたらとテンパりながら、嘘かホントか分からない話で、一所懸命笑いを取ろうとするところ。
 英国庶民の幸せそうな一家団欒の様子にすっかり魅了されてしまいました。

ダニエルとメロディの愛の語らいも、トムの頼もしいガキ大将ぶりも、ラストのカッコイイ結婚式も、ビージーズやCSN&Yの音楽も,皆みんな素敵だったですとも!
 しか~し!
 食い意地の張った子どもだった管理人の印象に残ったのは食事のシーンばかり。

 他にも、ダニエルのママが出かける直前までお茶を飲んでいるシーン、職員室の朝のティータイム(ただし、ここで先生方が飲んでいるのはネスレのインスタント珈琲だそうです)など、実に美味しそうなお茶がよく出てくる映画でした。

 高校の頃はなぜか一部の友人たちの間で紅茶が流行し、男子も女子も、ダージリンがいいだの、アッサムだの、オレンジ・ペコがどうのこうのとおしゃべりしていた記憶があります。
 
 ちなみに管理人は祁門(キームン)かアールグレイが好きです。

愛すべきガキ大将、トムを演じたジャック・ワイルドは、2006年に53歳で世を去りました。 
 映画「オリバー」で、すでに本格的な演劇人を予感させる芸達者ぶりだったジャック。 
ありし日のジャック・ワイルド

カマルグのアトリエ管理人・モーランGさんの、目頭が熱くなるようなサイトです。

 一方、ダニエルを演じたマーク・レスター
天使というものが地上に存在したら、きっと、かくあるべしと思わせる程、可愛かった彼は,カイロ・クリニックを経営する実業家に。
カールトン・クリニック

若葉の頃―小さな恋のメロディⅡへ続きます。 
 

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コメント

ご紹介頂きましてありがとうございました。
取り急ぎ当サイトへも逆リンクを致しました。

ステキなティーセットですねー。
私の家の粗末な茶器よりもずっと高級そうですよ。
紅茶、、美味しいですよね、大好きです。
ミルクを入れれば気持ちが落ち着く感じになり、
濃い目のストレートなら、
知的好奇心を追求する作業にピッタリだし・・・

私、獅子座なんですが、分析ドンピシャでした。
自分の世界(生活観、人生観)を大事にしますよ。

恋メロのディックス先生は自分専用の教員室で、
紅茶を嗜みますよね。
生徒への個人的な折檻をオヤツにして・・(笑)
何座なんでしょうねー? あのオヤジは・・・

フレンズのレビュー、、楽しみにしております。
ありがとうございました。

投稿: モーランG | 2008/04/28 19:27

モーランG様

「カマルグのアトリエ」に当サイトの素敵なリンクを作ってUPして下さってありがとうございました。 
 こちらも、「友人・知人のサイト」にも「カマルグのアトリエ」の リンクを貼らして頂きました。

 獅子座は何と言っても、「王者の星」。
おちゃらけていても、どこか威風堂々とした風情が漂う人が多いですよね。

 さて、「小さな恋のメロディ」のサディスティックなディックス先生 。個室を与えられているので、セコンド・ヘッドマスターでしょうか。

 この方、かなり小心者です。
 女性に愛されたことがほとんどなかったのでは……。恋愛や享楽とは無縁に、学問一筋に生きていらしたように見受けられます。
 ゆえに、生徒に、ちょこっとラテン語の必要性を否定されただけで、もう、気色を失う程、うろたえてしまいます。

 包容力や人間的魅力に乏しいので、罰則という武器を持たないと、生徒を束ねられないのですね。
 子どもなのに精神年齢の高いトムとは正反対。したがって二人は宿敵というわけです。

 でも、こういう二人ほど、後々……卒業して何年かたったら、お互いをとても懐かしく思うものなんです。
 もしかしたら今頃、老人になったディックス先生と中年のトムがパブで杯を傾けていたりして。

 ディックス先生は、傷つき易いゆえに、尊大。独特の怪奇趣味を持ち、保守的で後輩や弱者に強く出る……というのは乙女座の特色みたいです(乙女座の方ごめんなさい!)。
 乙女座は緻密でコツコツ努力を惜しまない長所がありますが、ディックス先生も、実は、ラテン語や史学に関してはかなりのレヴェルに達した先生なのではないでしょうか。

 誰か、ミスター・ディックスに愛の手を!

投稿: プルート通信管理人 | 2008/04/29 11:49

ディックス先生の分析ありがとうございました。
ブログ上でのお礼が遅れました事、
誠に申し訳ございません。

犬猿の仲のトム少年とディックス先生が、
やがて互いを懐かしく振り返るだろうという考察に、
私も強く深く共感します。
フィービー・ケイツ「リッジモント・ハイ」の中で、
問題児ショーン・ペンと厳格教師Mr.ハンドとの、
紆余曲折の果てに築いた師弟関係を思い出して、
こんな風になればイイなー ・・と感じました。

たった2時間足らずの映画に描かれた世界観を、
自分なりの趣味や適性・経験・能力等で肉付けし、
限りなく押し広げていく事の何たる愉しさ・・・

同好の士と巡り会えて嬉しく思います。
益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

投稿: モーランG | 2008/05/02 17:54

モーランG様からの
「何座なんでしょうねー? あのオヤジは…」
というサジェッションがなければ、
ディックス先生にこんなにスポットライトをあてて
「恋メロ」を鑑賞するなどということはなかったでしょう。
まさに「他者によってこそ引き出される己の可能性」です。
茫漠とした宇宙のようなインターネット空間を回っていたら、
太陽に遭遇した冥王星の気分です(笑)。

この映画のもう一つのラストシーン。
トムが「積年の恨み、今日こそ決着つけようぜ!」
とか言いながら、ディックス先生を追いかけて行きますね。
私には、二人がトムとジェリーのように見えたんです(笑い)。
モーランG様にも共感頂いた二人の「その後」を想像するのは
なんとも楽しい作業でした。

さて、「恋メロ」には実は気になる箇所があるのです。
原作を読めば分かるのでしょうが、読んでないもので。

●メロディのパパ―保釈されたばかりの身とか。一体何をやらかして
 どこに拘束されていたんでしょうか?

●学園―日本人はあそこを「厳格なパブリック・スクール(私学)」だと思っている人が多いと思いますが、
友人の英国人に言わせると
「そんなはずない。英国の私学は年間授業料が
200万円~400万円にもなる。
親もそうとう教育熱心で金持ち。
パーキンス家クラスのような労働者階級や、
ましてオーンショー家の子が行く学校がパブリック・スクールとは思えない」
と言います。
「じゃ、公立なの?」と聞くと「よく、わからん」と(なんで分からんのだ、英国人!)。
このあたり、どうなんでしょう。何かご存知ですか?


投稿: プルート通信管理人 | 2008/05/03 09:36

うーん、、、マニアックなネタですねー (*^。^*)
その件については長文になりますので、
詳しくは後日メールに記載しますね。
最初の疑問についてですが、
メロパパの罪状については小説や対訳文庫にも、
明確な論拠は無いのですが、、、たぶん
重犯罪ではなくて酒に絡んだ揉め事でしょうね。

2番目の疑問はちょっと意味が不明なのですが、
「パブリック・スクール(私学)」となってますが、
パブリック(公立)、プライベート(私立)ですので、
主人公3人がパブリック校へ通学した設定に、
無理はないものと思います。

でも、たしかに、
日本の普通科義務教育課程を過ごした私達には、
「恋メロ学園」における特徴的な、
聖書の授業や賛美歌斉唱や体罰のシーン等に、
製作者が意図する以上の 「厳格さ」 を、
感じてしまいますよね。
そんなシーンも英国らしくて好きですよ。

投稿: モーランG | 2008/05/03 20:17

モーランG様。

マニアックなネタにお付き合い頂いてありがとうございます(笑)。

私なりにイングランドの学校制度を調べてみたのですが、複雑な教育制度の沼地が待っていました……。
単純な頭の管理人にとって飲み込むのが大変でしたよぅ
(@▽@)。

まず……イングランドで「パブリック・スクール」といえば、
中世以来の伝統を持つ、主に寄宿制の学校で、イートン、ハロー、ウェストミンスター、キングスカレッジなどの男子校を代表とする超一流の私学のことなんですね。
卒業後、生徒はオックスフォードやケンブリッジ、あるいは海外の一流大学を目指します。

アメリカでは公立校を意味する「パブリックスクール」はイングランドでは私立を意味するので、日本人も外人も、混乱する人は多いそうです。

私立であるのに公共を意味する「パブリック」と称するのは高額な費用を用意できれば、志願者の階級、出身地、居住区を問わず生徒を受け入れる方針であるためとか。
入学者は王族、貴族、上流階級や専門職を持つ中流階級の裕福な家庭の出身が多いとのことです。

私学はパブリック・スクールの他に「インディペンデント・スクール」というのがあり、コブハム・ホールなどの女子高、ゴードンストウン、チョートなどの共学校(いずれも世界の王族も通う伝統校)あたりは、こちらに分類されるのかな?たぶん。
いや、もしかしたら、パブリック・スクールはインディペンデントスクールと同義語なのかも知れません。
不明です。

―ここで一旦休憩―

公立(ステイトスクール)は主にグラマースクール、コンプリヘンシブスクールにわけられるとか。

●グラマースクールは、公立校の中でも選抜制を掲げる進学校のこと。11歳から18歳までの子供を対象に学力教育を行い、進学や就職を目的としている。
この学校には、パブリックスクールに通いたいが、経済的事情で公立に行かざるをえない子供達が受験し、進学している。

●コンプリヘンシブスクールは、無試験かつ共学制の総合中等学校。約87%の子供がそこに進学し、11歳から16歳、あるいは18歳まで、就職を目的に広範囲の中等教育を受けている。
とはいえ、この学校から大学進学が不可能というわけでもなく、コンプリヘンシブスクールの中にはグラマースクール並みの学力を有する所もあり、大学進学も可能である
(恋メロの舞台はここでしょうか…?ラティマー家のママなら、インディペンデントやグラマーを志向しそうですね。でもパーキンスやオーンショーはコンプリヘンシブでしょうね。たしかに英国人にも難しい質問だったみたいですね)。

これは、管理人のかなり単純化した解釈で、実際はもうちょっと複雑みたいです。


『聖書の授業や賛美歌斉唱や体罰のシーン等に、
製作者が意図する以上の 「厳格さ」 を、
感じてしまいますよね。
そんなシーンも英国らしくて好きですよ。』

はい。私も、アメリカの、自由で明るくて、あまり、けじめのないスクールライフよりは、英国の伝統的で厳格な学校生活の方が好みですね。
ある程度の締め付けがあってこそ、自由のありがたみと責任の重さもわかるというか……。

メロディパパや校長先生は、ホントいい味出していますね。大好きです。

投稿: プルート通信管理人 | 2008/05/04 11:47

なるほど、、
そんなに複雑な制度があるのですね。
とても勉強になりました。

私は今まで超一流の社会派3人(アラン、
デビッド、ワリス)の作品なので、
学園設定には曖昧な部分は無いものと、
思ってましたがツッコミ所ありそうですね。
なんだか・・自分の中で沈静化していた、
「恋メロ熱」が復活しそうで・・・(笑)

以前、続フレンズの研究をしてた時に、
フランスやイギリスの卒業や学期の区分、
飛び級制度を知り、、、例の保釈制度など、
我国日本よりも合理的な感じがしましたよ。

近日「ショーシャンクの空に」の記事を、
サイトアップしようと思ってます。
やはり私も映画内における飲食のシーンに、
なぜか注目し拘ってしまいます。
外国文化が色濃く露呈するからでしょうね。

あと、~様ではなくてモーランGさん~で、
お付き合い願えれば幸いに思います。

投稿: モーランG | 2008/05/04 17:49

『なんだか・・自分の中で沈静化していた、
「恋メロ熱」が復活しそうで・・・(笑)』

私も全く同感です。
折りしも、このG.Wは「恋メロ」から派生した
プチ英国研究にハマりそうです。
というか、ハマっていますね(笑)。
ハリー・ポッターの世界は
まさに、パブリック・スクール(インディペンデント・スクール)
の寮生活なんですね。
あと「アナザーカントリー」とか。

フランスの教育制度も興味深そうですね。
私たちは萩尾望都の漫画で、
ドイツの全寮制高等中学校・ギムナジウム
の存在を知った世代です(笑)。
懐かしいです。

『やはり私も映画内における飲食のシーンに、
なぜか注目し拘ってしまいます。
外国文化が色濃く露呈するからでしょうね』
 
そうですね。
飲食や団欒のシーンがあると
その作品に血が通った感じがしてきますね。

私は子供の頃、
鰯は煮魚やつくねでしか食べたことがなく、
匂いが鼻につき、好きではなかったのですが、
「フレンズ」を見てから
開いた鰯にハーブソルトを振って、
おろしにんにくを塗りつけ、
遠火の強めの直火で焼き、
オリーブオイルやバルサミコ酢を
かけて食べてみて
その美味なることに驚いたものです。
赤ワインと鰯を交互に口に運ぶと
止まらなくなるのが
困るのですが(笑)。

モーランGさんの「ショーシャンク」論
楽しみですねぇ。大好きな映画なもので。

投稿: プルート通信管理人 | 2008/05/04 20:20

モーランGさん
 「恋メロ」の舞台になった学園の件ですが、林信吾というジャーナリスト(英国にて社会派の記者を経て、欧州ジャーナルを創刊、初代編集長となった経験を持つ)がその著書『これでもイギリスが好きですか?-平凡社新書』の中で明確に言及していましたので引用します。

―高校生の時に、友人の薦めで『小さな恋のメロディ』という映画を観て、大感激した。今でも好きな映画のベスト10に入るかも知れない。
―中略―
 今の私が観たならば、『小さな恋のメロディ』の中でマーク・レスター扮するダニエル少年の家庭は限りなくワーキングクラスに近いロウアー・ミドル(下層の中産階級)で、トレイシー・ハイド扮するメロディの一家は、典型的なワーキング・クラスとして描かれている、ということが分かってしまうのである―
―中略―
(ダニエルが)、父親の読んでいる新聞にマッチで火をつけてしまうシーンがあるが、その新聞はブランケット版であった。なに新聞であったかまでは、ビデオで観ても確認できなかったが、大きさはもちろん分かる。
 これがワーキングクラスであったなら、まず絶対にタブロイド版しか読まないのだ―

 あの学校は『ロンドンの片隅にある公立学校』とのことで、

―英国中産階級の子供は
「一人で顔を洗うことと、祖国のために尽くすことと、労働者階級をバカにすることを同時に教え込まれる」
などと言われる。

 労働者階級の子弟の多くは、義務教育を終えただけで社会にでるため、大多数の公立学校においては、上級学校への進学を前提としていない。
「ゆとり教育」どころか午前中で授業をやめてしまうし、そうした公立校の「荒廃」ぶりは、かの国のメディアでもしばしば取り上げられている。

 また、そうであるからこそ、中産階級に属する人たちは、経済的に相当な無理をしてでも、子供を私立校に通わせる。
 かくして階級というものが何世代にもわたって固定化されてくる、というわけだ。
―中略―
 この国では、学校を卒業してから一度も職に就いたことがない人に対しても、失業手当が半永久的に支給される。家賃の補助もあるので、つまりは仕事をしていなくとも、雨露をしのげるのだ―

 以上、本からの引用でした。

知り合いの英国人が
「英国の労働者階級はとても無気力。メロディパパが昼間からパブで飲んだくれているのが、その例。ダニエルママはロウワーだけど一応、中産階級なので、プライドバリバリ。必死で中産階級風のライフスタイルを演じているのが滑稽」
と言っていました。

 そうか…、ラティマー家の朝食のシーンで、ダニエルママが夫に対してやけにイライラしているのは何故だろう?と、子どもの頃から気になっていたのですが、息子を私立に入学させる程には稼いでいない夫にイラついていたのかなぁ。
 ダニエルママは明らかに現在の居住区が気に入っていない様子。しきりに引越したがっていますね。

 してみると、あの学校の先生方は
「どうせ将来プー太郎か単純労働者になるのに、勉強して何になるの?」
という子供たちに対して、
「教育がなければ、かつての愚か者たちと一緒だぞ」
と、一所懸命、教育に情熱を傾けている、志の高い先生方ということだったのかも知れません。

 モーランGさんがおっしゃったように、超一流の社会派3人(アラン、デビッド、ワリス)は、国民の大多数を閉塞させる英国の階級制度に、アンチテーゼを唱えたかったのかも知れませんね。

投稿: プルート通信管理人 | 2008/07/21 14:25

こんばんわ
地震の影響でこんな深夜(早朝?)ですが、
コメントさせて頂きます。
色々お返事が遅れました事、本当にすいませんでした。

なるほど、とても貴重な情報ありがとうございます。
恋メロのファンなら誰でも感じるであろう
「イギリスの階級制度」の影の部分が露呈してますね。
いかにも中産階級の家庭の子ダニーが、
なぜ下層労働階級の子トムと同学校なのか?
なぜダニーのママはあれ程トムに邪険なのか?
~そんな疑問に関しても参考になりました。

今更ですけど「小さな恋のメロディ」って、
名作だなぁ~ と思える作品ですよねー。
「フレンズ」のコメントも、
近日中にさせて頂きたいと思っております。

ありがとうございました。

投稿: モーランG | 2008/07/24 04:15

ワリス・フセイン監督は、
(フセインはコーランにも出てくるイスラムの名前)
9歳のとき両親とイギリスに渡りますが、ケンブリッジに入学後、母親がBBCのヒンズー語のニュース・アナウンサーだったことでTV制作の仕事から映画監督になります。
家庭に余裕があり、その大学教育からして、恐らく、パブリック(私学)出身でしょう。
一方、脚本のアラン・パーカーは、ロンドンの郊外 Islington の労働者階級の家庭で生まれ、
コピーライターとして才覚を現し、これが映画脚本家としてのデビュー。
勿論、パブリックや大学教育はありえない。
監督は、この映画は、自分の思い出と体験が色濃いと語ったそうですが、脚本家である、パーカーも、同様でしょう。
ダニエルの、父親は、近くにパキスタン人や俳優が住む地区の会計士で、せいぜい中産階級。
ラテン語をレッスンするパブリックに子供を通わせる設定は、やや無理があります。
上にも現地の方のコメがありますが、普通の会計士なら、学費負担が年収の三分の一になります。
パブリック・スクールは、英国社会の上位一割の人のもの。
メロディの方は、仕事の無い昼間から父親がパブにいるような労働者家庭、古着屋と交換した金魚と戯れる美しいシーンがありますが、あれは、労働者階級の子供の思い出、パーカーのものでしょう。
つまり、クラス社会の本国では、この映画は、家庭環境、学校、嗜好など設定自体に無理がある。
やはり監督は教育を受けていても外国人ですし、脚本家は労働者階級で、それぞれの思い出を胸に、パブリック・スクールの学園生活を、演出しても、うそ臭さ、違和感が露呈する。
撮影監督は、後に、ロッキーホラーショー、スターウォーズなどに参加する、東欧系の親子二代のカメラマンです。
SWALK 音楽は勿論、俳優も魅力的、心温まるエピソードもあり、映像的には優れたシーンが多いのに、なぜ本国で興行成功しなかったか考えていました。
設定をやや度外視して、映像を満喫できたのは、むしろ外国人だったのでしょう。

投稿: ジャッカル | 2008/07/31 19:36

ジャッカル様

 プルート通信管理人です。
 この度は訪問して下さってありがとうございます。
 さらに詳しくも大変分かりやすいコメントをありがとうございました。

●ワリス・フセイン監督はケンブリッジ大学出身の、上流もしくはアッパークラスの中流の外国人。

●脚本家のアラン・パーカーはワーキングクラス出身。
ということなのですね。

 おっしゃるように、あの学園は公立にしては、授業内容がワーキングクラスの子供向けとは思えない程ハイレベル。

 ラテン語や大学受験を想定したかのような歴史の授業、バレエ風のダンス(アッパークラスの女子の嗜み)の授業、音楽の授業の楽器の演奏テストではメロディがリコーダーを吹く以外は、他の子の楽器がハイソっぽいのです。

 だから日本人はパブリック(私学)かと思ってしまうのですが、子供たちの家庭環境がどう考えても私学へやるようなレベルではない。
 英国人からしたらリアリティに欠ける設定だったということなんですね。

 「恋メロ」は日本でしかヒットしなかったと聞きました。知り合いの40代中半の英国人も「恋メロ」の存在を知りませんでした。私がビデオを貸してあげて、初めて観たとのことでした。

 まあ、しかし、当時も今も日本人がこれを大好きな理由はよく分かります(最近の若者は70年代の若者とは感性や好みが違うのは当然だとしても)。

 ブログの画面の左上、プロフィールの下にE-mailのアドレスを設置いたしました。よろしければ、こちらもご利用下さい。
 

投稿: プルート通信管理人 | 2008/08/02 20:31

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